グランド・レイアウト3.0―2030に向けて―(2023年~2030年度)
上智学院中長期計画「グランド・レイアウト3.0 ―2030に向けて―」の公表にあたって
平素より各学校の教育研究活動に、格別のご支援とご理解を賜り、改めて御礼申し上げます。
本学院では高等教育部門・中等教育部門の各学校に係る中長期の将来構想として「グランド・レイアウト2.1」(以下GL2.1)及びその実施計画であるアクションプランを構想し、これに基づく年度ごとの事業計画を立て実施することで、法人設置各学校の運営を行ってまいりました。
一方で、コロナ禍対応も含めた急激な社会の情勢変化に対応すべく、現行のGL2.1は2022年度までの運用とし、当初想定より一年繰り上げての2023年度から新たな中長期計画として「グランド・レイアウト3.0」に取り組むことといたします。
本中長期計画の構想にあたっては、「教職員参画型」をキーワードに、広く学院内で役職者と教職員と対話を重ねながら進めてきました。GL2.1の成果を評価し、学院と各設置校の建学の理念ならびに教育精神に基づくミッションを確認し、数年後、十数年後の将来を目指して学院と各設置校のあるべき姿を目指す計画を構想いたしました。
本計画の実施に関しましては、時代の変化に機動的に対応できるよう、すべての理事・学校長・職員の代表(局長)等が参画する「全体統括会議」を、新たに理事会の下に設置することとしました。同会議は、定期的に各学校の事業遂行の進捗確認を通じて必要なサポートを行い、各事業を横断的に進めていく調整する役割を担うものです。同会議の主導により計画・実行・評価・改善のPDCAサイクルによる本中長期計画の実行管理を行うと共に、学院を取りまく状況に急激な変化が生じた場合にも柔軟に対応いたします。
更に、「教職員参画型」の計画実行体制を引き続き整備いたします。それにより、各学校間また各部署間の連携や調整をスムーズに行い、積極的な情報共有や意見交換を進め、教職員一人ひとりが将来への期待と納得感を持ち、一丸となって中長期計画の推進に参画できる体制を構築してまいります。加えて、引き続き評議員会・監事とも適切な連携を図りながら、計画を推進します。
本計画に掲げる「2030年に向けてのコミットメント」は、2030年までに達成したい目標を具体的に提示するものです。DX・GX・SX、すなわちデジタル、グリーン環境、サステナビリティなどの技術革新・事業変革が目覚ましい時代にあっても、本学院が具現すべきミッションの基本理念を堅持しつつ、学生・生徒・教職員・社会の要請にも適切に応えながら、日本社会と世界への約束として、本「コミットメント」の達成を目指します。
引き続き、本学院の各設置校の教育研究社会貢献の諸活動に、一層のご理解とご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
2023年3月30日
上智学院理事長 佐久間 勤
「グランド・レイアウト3.0―2030に向けて―」概念図
部門計画およびアクションプラン
大学部門
- グローバルな視野とローカルな視点で他者に寄り添い、未来を創るSophianの育成
- (1) 学び続け、主体的に考え行動する力を育てるSophia型「基盤教育」の確立
- ①全学共通 、語学、学科科目の有機的連携を実現し、社会情勢や学生の様々な希望進路のニーズに応え得る、基盤教育を確立する
- ②学生の自律した学びのデザインをサポートする、科目の体系化の推進、充実を図る
- ③学修時間や学びの深さを確保するため、科目数削減等を視野に入れたカリキュラムの再構築を検討、実践する
- ④多様な進路を視野に入れた大学院教育および体制のあり方について、専攻の特性を活かした対応策を立案のうえ実行する
- (2) 多角的・俯瞰的視座の醸成に向けた学びや経験の場の提供と、全世界へのフィールド展開
- ①現代社会の課題に取り組む多様な実践型プログラムを構築し、より多くの学生へ機会を提供する
- ②国内外の大学との連携を深化し、学部、大学院における多様な教育、研究活動を推進する
- ③次代型の教育方法の開発と検証を推進するとともに、柔軟な授業展開の仕組みを構築する
- ④ボランティアや教育プログラム等を含む多様な課外活動の充実を図り、教育精神の涵養とともに人間的な成長を促進する
- (3) 高校生-大学生-社会人の多層的な学びの実現
- ①本学の特色を活かした教育プログラムを開発、展開し、年齢や国籍等を問わず学びの欲求に応える体制を整備する
- (1) 学び続け、主体的に考え行動する力を育てるSophia型「基盤教育」の確立
- グローバル社会に貢献する世界水準の研究の推進・拠点の確立
- (1) 高水準の研究の推進と、それを支える人的および組織的体制の増強
- ①高水準、分野横断型の研究申請から採択後までを包括的に支援する事務体制を確立する
- ②国際共同研究推奨施策を拡充する
- ③研究費獲得、研究マッチング、研究遂行を支援・推進するURA(University Research Administrator)を配置する
- ④教育・研究・大学運営・社会貢献のよりよいバランスを考慮した上で教員の研究時間を確保する
- ⑤研究機構、附置研究所における中長期研究計画の策定とモニタリング体制を確立する
- (2) 時代・社会の課題に応える本学の特色を生かした研究の推進
- ①時代や社会の要請に加え、現代のカトリック教会やイエズス会が取り上げる課題の解決に資する世界水準の研究を推進する
- ②多様な分野・組織間の連携促進による分野横断型研究を推進する
- ③既存の国際研究ネットワークも活用し、本学の特色を生かした研究拠点を構築する
- ④研究成果の公表および発信を強化し、研究力のレピュテーション向上を実現する
- (3) 若手研究者、女性研究者支援の促進
- ①博士課程学生をはじめとする若手研究者および女性研究者支援制度を拡充する
- ②研究倫理、研究公正、各種法令等に係る教育・支援体制を整備する
- (1) 高水準の研究の推進と、それを支える人的および組織的体制の増強
- サステナビリティを高水準で実現するグローバル・ワンキャンパスの確立
- (1) 多様性を尊重し、すべての立場の構成員が心地よく学び、働くことができる環境の確立
- ①差別や偏見、ハラスメントのない誰にとっても安心できるキャンパスを構築する
- ②ワンキャンパスを活かした多様な学生間の交流機会を提供する
- ③共生社会が実現されるキャンパス環境の整備を行う
- ④ひとりひとりが個性を発揮し、自らの人生を切り開くキャリア支援施策を構築する
- (2) サステナビリティ推進のための体制充実および取り組みの高度化
- ①多様な学生が心身ともに健やかに学生生活をおくるための支援体制を整備する
- ②学生の学びや社会情勢により柔軟に対応する奨学金制度を設計する
- ③学生が提案する新たな取り組み等を実現に導く仕組みと学生および教職員(学教職)の更なる協働体制を構築する
- (3) グローバル・ハブとしてのキャンパス機能のさらなる拡充と、最新のICTを活用したキャンパス環境の整備
- ①学生サービスの向上や環境に配慮した情報管理のICT化を実施する
- ②オンライン授業環境を充実させるとともに、ICTの進展にあわせた教育DX(新たな教育環境の整備等)を推進する
- ③研究データ管理、研究インフラ整備、研究コミュニティの醸成などにおける研究DXの取り組みを推進する
- ④図書館の学術情報収集・蓄積・提供機能の高度化に対応する
- (1) 多様性を尊重し、すべての立場の構成員が心地よく学び、働くことができる環境の確立
- グローバル社会および多様なステークホルダーとの連携強化
- (1) 多様なステークホルダーとの対話の充実
- ①卒業生とのネットワーク強化を含む、ステークホルダー・エンゲージメントを推進する
- ②近隣地域における知と活動の拠点として、自治体に貢献する
- (2) IR(Institutional Research)および広報機能の強化によるレピュテーションマネジメントの実践
- ①IRを活用したエビデンスに基づく決定と検証を実施する
- ②グローバル・レピュテーション向上のための戦略的取り組みを推進する
- ③志の高い志願者の確保や、入学者の多様性を広げるための取り組みを推進する
- ④イエズス会中高4校および国内外の中等教育機関との連携を強化する取り組みを推進する
- (3) 社会の課題解決に向けた産官および市民社会との協働の積極的推進
- ①地域、企業、団体等と連携した先駆的取り組みを推進し、社会課題の解決に貢献する
- ②カトリック大学、イエズス会大学との連携を深化させ、教育研究を通じたグローバル社会の課題解決の取り組みを推進する
- (1) 多様なステークホルダーとの対話の充実
- 持続的発展を力強く支える組織、財務基盤の確立
- (1) Sophia Qualityを実現する教学組織の確立
- ①中長期計画を着実に推進できる教学組織のあるべき将来像を検討する
- ②教育や研究のコーディネートや支援、戦略推進に特化した教職員の拡充、および特命を帯びた教育・研究・社会貢献・大学運営で活躍する教員の負担軽減の仕組み等を図る
- ③大学諸施策の理解向上に努め、学部の枠を超えた教職員間、大学業務を担当する部局間、教職員間におけるコミュニケーションを活性化する
- ④教育・研究の質保証に係るPDCAサイクル・マネジメント体制を確立する
- (2) 持続的発展のための投資と大学運営の健全性のバランスを考慮した、短・中・長期を見据えた自律的財務・人事施策の確立
- ①様々な取り組みの優先順位を明確化し、持続的な大学運営に資する経営資源の管理体制を構築する
- ②教職協働に基づく大学運営体制を構築し、大学が取り組む事業へ戦略的に経営資源を配分する
- ③大学部門の中長期の人件費管理のあり方についての再検討を行う
- ④教育資源の最適配置を行う
- (3) 教育・研究の新展開、学生支援、社会貢献を充実させるための事業立案と資金調達の実現
- ①教育・研究における新展開、学生支援、社会貢献のための人的・財務的資源を生み出す
- ②収益源の多様化を図るべく、教育事業の展開や寄付獲得のための推進体制を増強する
- (1) Sophia Qualityを実現する教学組織の確立
短大部門
- 地域社会の課題解決を目指す教育研究活動を実践する
- ①多文化共生推進のための教育プログラムを強化する
- ②多文化共生推進のためのサービス・ラーニング活動を強化する
- ③多文化共生をテーマとした学内共同研究プロジェクトを確実に推進する
- 学生の進路選択を可能とする教育プログラムを充実する
- ①企業や編入学先大学で求められる水準まで英語力を強化する
- ②キャリア講座を充実する
- ③進路に関する個別相談を強化する
- ④グローバル社会の課題解決を考える英語プログラムを強化する
- ⑤学生の教養力と社会人基礎力獲得を目指し、読解力と文章作成力を育成する
- ⑥社会が期待しているニーズを把握し、教育課程へ反映する
- 安定的な学校運営のための環境を整備する
- ①教育効果を高める学習環境の改善のため、同一法人下における施策の共有と標準化を行う
- ②キャンパスの利活用推進のため、事業外収益を強化する
中等教育部門
<<4校共通項目>>
- イエズス会学校の10の識別子に沿って、学校運営を行う
- (1) カトリックであること
- AP1
- 意思決定を行うプロセス(共同識別)に健全に参与する雰囲気を学校内につくる
- AP2
- キリスト教的価値観、普遍的価値を知り、コミットすることができる倫理・宗教教育を実践する
- (2) 安全で健康的な環境をつくる
- AP3
- ハラスメントのない学校環境をつくる
- AP4
- 教職員の働き方を検討する
- AP5
- Cura Personalisを徹底する
- (3) Global市民の育成
- AP6
- 生徒がGlobalizationの意味や問題点を学ぶことができるカリキュラムを構築する
- AP7
- 生徒が世界のGlobal化を体験する機会を設ける
- AP8
- 生徒の英会話能力を向上させる
- AP9
- 多くの社会問題がGlobalなものであることを理解し、解決する策を考える機会を設ける
- (4) 被造物に対する配慮
- AP10
- 地球環境の問題を深く学ぶカリキュラムを構築する
- AP11
- 地球環境保全のために実践できることを行う
- (5) 正義の促進
- AP12
- “For Others, With Others”の真の意味を学ぶ機会を設ける
- AP13
- “Others”とされる人々と直接触れ合う機会を設ける
- AP14
- “Others”と呼ばれる人々がなぜ生まれるのかを深く学び、”Others”の問題を解決するためにどんな方策があるかを考える場を設ける
- (6) 全ての人がアクセス出来る
- AP15
- 学校納付金の適正なあり方を検討する
- AP16
- 奨学金を充実させる
- AP17
- 近隣の人々に開かれた学校とするための方策を考える
- (7) 文化相互性
- AP18
- 自国の文化を深く学び、世界の多様な文化を知る機会を設ける
- (8) Globalネットワークに結ばれる
- AP19
- イエズス会学校の“Educate Magis”を積極的に活用し、また、その活動に参与する
- AP20
- イエズス会学校関係以外にも、適切な教育機関などとのNetworkに積極的に繋がる
- (9) 人間としての卓越性を追求する
- AP21
- 「4つのC」を身につけることができる6年間の教育プログラムつくる
- (10) 生涯学び続ける
- AP22
- 卒業後も学校と関わりを持ち続けることができる組織をつくる
- AP23
- 同窓会、同期会などを通して、学校で学んだことを振り返り、分かち合う機会を設ける
- AP24
- 日本のみならず世界のイエズス会同窓会組織と結びつきを持ち、イエズス会教育に関する情報を共有できるようにする
- (1) カトリックであること
- イエズス会教育を継承する、担い手を養成する
- (1) イエズス会教育を継承する担い手を養成するための機会提供、資料収集、研修会などを企画・実践する
- AP25
- イエズス会教育について、少なくとも一人の教職員に専門的に学ぶ機会を提供する
- AP26
- カトリック・イエズス会センターと協力して、イエズス会教育を学ぶ資料を豊かにし、随時研修できる機会を設ける
- AP27
- イエズス会中等教育推進委員会(JSEC)が中心となって、研修会を継続的に行う
- (1) イエズス会教育を継承する担い手を養成するための機会提供、資料収集、研修会などを企画・実践する
- 上智大学との繋がりを持ち続ける
- (1) イエズス会学校で学ぶ生徒が“Ignatian Leadership”を身に着けることができる機会を、上智大学が持つresourcesを積極的に活用できるようにする
- AP28
- さまざまな学部と連携して、生徒が在学中に専門的な知識を学ぶことができる機会を設ける
- AP29
- アジア人材養成研究センターなどの大学内の研究機関と連携して、世界のさまざまな課題を学び、体験できる機会を設ける
- (1) イエズス会学校で学ぶ生徒が“Ignatian Leadership”を身に着けることができる機会を、上智大学が持つresourcesを積極的に活用できるようにする
<<各校個別項目>> ※APは非公開
<栄光学園>
- 教育目標や教育内容、および学校施設などの本校の特色をよりよく理解してもらったうえで選ばれるようにする
- 学校施設の修繕計画に基づき教育環境の整備を行う
- 時代の変化に対応する必要のある部分に関しては、校内諸規程の見直し検討を行う
<六甲学院>
- 教育目標や教育内容、および学校施設などの本校の特色をよりよく理解してもらったうえで、選ばれる学校であり続ける。
- 時代の変化に対応する必要のある部分に関しては校内諸規定等の見直し検討を行う
- 学校施設の修繕計画に基づき教育環境の整備を行う
<広島学院>
- 生徒の進路志望を実現させる学校になる(生徒の学力向上に常に努める/men for others の理解に導く)
- 生き生きと過ごせる学校になる(様々な挑戦の機会を作る)
- 1人1人が「ここを居てもいい」という実感の持てる学校になる(生徒1人1人の持つ特性や環境に可能な限り配慮する)
- ICTを有効に活用する(ICT委員を中心に、課題を検討し、有効活用を推進する)
- 老朽化した校舎の建替えの計画を推進する(法人と連携しながら、広く意見を集める)
<上智福岡>
- 高3の25%が現役で国公立大に合格する学校になる
- (1) シラバス・授業の質を向上させる
- (2) 理科力の強化を通して理系合格者を増やす
- 充実した教育環境整備にむけ特別棟1階を改築する
- 予算規模に適正な範囲で最大限の専任教員を計画的に採用する(学年所属教員8名を目指す)
- 創立100周年(2032年)に向けた準備を進める(記念行事の概要を固め、準備を進める)
法人部門
- 持続可能な社会に貢献し、社会的責任を果たすための体制を強化する
- (1) カトリック・イエズス会教育の継承、浸透
- ①イエズス会学校およびイエズス会教育の担い手を養成する研修制度・プログラムを検討し、実践する
- ②カトリック・イエズス会センターの体制を強化し、活動の充実を図る
- ③イエズス会および各学校間の連携を強化する
- (2) 上智学院および設置校の歴史の理解、継承、浸透
- ①大学および中高4校のアーカイブス史料の継続的な収集・整理とデジタル化を推進し活用すると共に、収集・整理・活用を担う教職員(アーキュビスト)を養成する
- ②アーカイブス史料を活用した自校史の編纂および公表と共に、それらを活用した自校史教育・研修プログラムを検討し、実践する
- ③アーカイブス史料を活用し、ステークホルダーや地域・社会へ積極的に発信すると共に、コミュニケーション機会を拡大する
- (3) 経営判断の精緻化(IR活用型マネジメントの徹底および柔軟かつ迅速な意思決定の実現)
- ①中長期計画の推進体制およびプロセスの確立、特に適切な進捗管理を実施し、環境変化に応じた柔軟な計画見直しプロセスを導入する
- ②IR志向教職員を育成すると共に、意思決定プロセスにおいてIRを活用したEBDM※の実践により、IR活用型マネジメントを実現する
※EBDM(evidence-based decision making):根拠に基づく意思決定" - ③社会変化に対応した新たな教育体制・支援体制を検討する
- (4) ガバナンスの強化と、コンプライアンスおよびリスクマネジメントの徹底
- ①権限・役割の明確化や意思決定プロセスの見える化の促進など、内部統制が有効に機能した学校法人運営体制を確立する
- ②法人運営・学校運営を担うマネジメント人材を育成する
- ③コンプライアンスを徹底し、実践する
- ④組織的かつ計画的なリスクマネジメント(リスクの未然(再発)防止、BCP※を含む危機対策の事前準備)を推進し、精度向上を図る
※BCP(Business Continuity Plan):事業継続計画
- (5) ステークホルダーとの連携強化(繋がりを強める継続的かつ効果的なコミュニケーションの実現)
- ①自治体・企業・各種団体との新たな連携した事業を検討し、地域貢献・社会貢献を推進する
- ②情報公表方法・媒体などを再検討し、戦略的なパブリックリレーションズを展開する
- ③学院内の情報収集・管理、情報公表に関する体制を整備する
- ④卒業生・同窓生との対話を促進し、連携した事業・教育プログラムを展開する
- (1) カトリック・イエズス会教育の継承、浸透
- 豊かな学びを支える安心・安全・快適なキャンパス環境を整備する
- (1) 全ての人々に寄り添い、ひとりひとりを大切にする組織・風土の実現
- ①ユニバーサルデザインを実現するために新たな施策を実現する
- ②DEI&Bを更に推進する
- ③教職員・学生・生徒に対する意識改革に資する企画・プログラムを実施する
- (2) インクルーシブかつサステナブルな学校・職場環境(施設・設備等)の整備(ラウダート・シを意識する)
- ①カーボンニュートラル対応など、GX(グリーントランスフォーメーション)・SX(サステナビリティトランスフォーメーション)・地球環境問題解決に貢献する学校環境を実現する
- ②すべての人々にとって安心・安全・快適な施設・設備を整備し、運用する
- ③建物老朽化に伴う更新計画を立案し、実施する
- ④各学校におけるDXを促進する
- (1) 全ての人々に寄り添い、ひとりひとりを大切にする組織・風土の実現
- 教育研究の持続的発展を可能とする財務基盤をより一層強化する
- (1) 奨学金等基金、キャンパス整備、戦略的な教育研究事業に対する財源の確保
- ①学生支援および研究促進のための基金を拡充する
- ②安心・安全・快適なキャンパス整備のための減価償却引当特定資産を積み増す
- (2) 財政基盤強化を可能とする経常収支差額の確保(収支バランスの最適化)
- ①安定的な収入を確保するとともに、最適収支バランスを目指した予算策定を行う
- ②積極的な募金活動を実施する
- ③学生生徒等納付金以外の収入を確保する
- ④経費削減を恒常的に取り組む
- (1) 奨学金等基金、キャンパス整備、戦略的な教育研究事業に対する財源の確保
- 組織力を高める人事政策を実行する
- (1) 各設置校における教育・研究力をさらに高める新しい組織・制度の整備
- ①多様な人材を確保し、教学組織の中長期計画実現を支援する
- ②上智学院の目指す教育、研究、学校運営、社会貢献を推進するための職員のパフォーマンス向上を実現する施策を展開し、経営支援機能を強化する
- ③教職員の帰属意識を高める
- (2) 将来的な財務状況を踏まえた人事計画の策定と実行
- ①上智学院の持続可能な発展に資する人事施策を実行する
- ②学院および大学等の発展に資する人事計画の実行を支援する
- ③労働行政の動向を踏まえた人事施策を実行する
- (3) 中等教育部門と高等教育部門との連携を深める
- ①人事・労務管理にかかわる課題へ対応する
- ②中等教育事務室の機能を強化する
- (1) 各設置校における教育・研究力をさらに高める新しい組織・制度の整備