お知らせ

新型コロナウイルス感染症拡大に伴う学生・生徒支援及び教育環境整備と財務状況について

2021年3月24日
上智学院理事長 佐久間 勤

標記について、以下のとおりご報告いたします。

上智学院は、本年度、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い経済的に困窮した本学院設置7校の学生・生徒への支援(約4億5千万円)及びオンライン授業実施に伴う学生・生徒への支援(約4億4千万円)を行い、総額は約8億9千万円となりました(国費分を除く)。

本年度の財務状況につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響により、一部の収入が減少する一方、上記の感染症への対応支出(約8億9千万円)が増加しています。

しかしながら、学生・生徒支援につきましては、年度当初に調達した借入金(5億円)及びソフィア会、後援会、篤志家からの1億円を超えるご寄付を財源として必要な支援を実行することができました。学生・生徒支援へのご理解と多大なるご支援を頂戴した皆様には、改めて、感謝申し上げます。

また、オンライン・ハイフレックス授業等ICT環境整備及び感染拡大防止策、並びに、上智大学・上智大学短期大学部・上智社会福祉専門学校で来る4月から予定している対面授業再開準備に係る経費につきましては、感染症拡大に伴い未執行となった旅費及び行事費等の予算流用、並びに、各種公的補助金及び予備費により対応しています。

以上の対応により、本年度の決算は例年と大きく変わるものではないものと見込んでおります。なお最終的な財務状況につきましては2020年度決算が確定する5月に改めてご報告申し上げます。

現在も新型コロナウイルス感染症による様々な影響は予断を許さない状況が続いています。本学院といたしましては状況を注視しながら、学生・生徒支援及び教育の円滑な推進のための整備等のため、迅速に必要な措置を来年度も継続して行う所存です。

皆様のご理解とご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。

以 上