職員の働き方改革宣言

学生・社会への成果還元、多様な働き方や事務効率化の実現を目的とした職員の働き方改革宣言を策定

学校法人上智学院(以下、本学院)では、2020年4月より若手・中堅職層の職員により、全学的な部署横断型の「働き方改革プロジェクト」を立ち上げ、将来を見据えた検討を進めてまいりました。
本学院では、プロジェクトチームからの提案を受け、今後学院としての取組み推進を図っていくために、2020年12月に「職員の働き方改革宣言」を決定しました。また、それを具体化するアクションとして、「働き方改革を進めるための“14の取り組み”」を学内でも定めたところです。
今後は、職員が一丸となって 「学生・社会への成果還元を目指した教育研究活動の推進」 と「職員の多様な働き方の実現や働きがい・満足度の向上」の両立を目指して、日々の改善活動に着手し、建学の理念の実現に努めてまいります。

2021年1月14日
学校法人上智学院 理事長 佐久間 勤

働き方改革宣言の概念図

働き方改革宣言の概念図

働き方改革を進めるための具体的なアクション “14の取り組み”

働き方改革を進めるための具体的なアクション “14の取り組み”

働き方改革で創出した時間は、1.学生一人ひとりに寄り添った支援の強化、2.国内外のステークホルダーへの還元、3.教員組織支援の充実、などの教育研究活動の推進のために活用していきます。そして、今後も『他者のために、他者とともに生きる人』(for Others, with Others)の育成を進めます。

【働き方改革に関連する主な取り組み・今後の推進体制等】

2020年12月時点での主な取り組みの例は以下の通りです。今後も「行動変革」「環境・制度」「ICT活用(システム化)」「業務の見直し」の観点で、各種見直しを行い、具体的な改革につなげてまいります。

1.2019年度までの取り組み

2.コロナ禍における取り組み

3.働き方改革プロジェクトにおける活動

4.今後の推進体制

【2021年度の取り組み】(2022年4月追記)

【2022年度以降の取り組み】(2022年4月追記)

働き方改革プロジェクトは、当初2020年4月から2年間の期間を想定していましたが、2022年3月に提案した事項の実現に向けて、2022年4月以降も継続する運びとなりました。
優先課題は「コミュニケーションの強化」です。2021年6月に実施したアンケート結果からも、多くの職員が「役員との対話・異なる部署間でのコミュニケーション」を課題に挙げており、ハード面・ソフト面の両方からのアプローチを検討しています。執務環境の改革やコミュニケーションを取る場の意図的な創出など、2022年度からの新たなプロジェクトメンバーと共に、検討を進めてまいります。

また、別の部署横断型プロジェクトにて、ペーパーレスや機器管理の効率化を目指し、出力機器類の機能集約・最適化対応を進めています。2022年8月には、まず職員が利用しているプリンタ・コピー・FAX・スキャナなど、単機能で設置していた機器類を、最新機能を備えた複合機に機能集約する試みをスタートしました。想定されるメリットは、以下の通りです。

  1. 環境負荷の軽減(省エネルギーでの運用、二酸化炭素排出量の削減など)
  2. 出力状況の一括把握による更なるペーパーレス化の推進、ペーパーレスに対する意識醸成
  3. スペース有効活用や場所に捉われずに働ける環境づくり
  4. 管理方法の統一化による管理や調達に要するコストの低減

これらの活動については、株式会社ソフィアキャンパスサポート・富士フィルムビジネスイノベーションジャパン株式会社のご協力の中で進めています。働き方改革とSDGsの両方の観点から、既存の概念に捉われることなく、活動を続けてまいります。